2006年05月29日(月)22:33
はつか4
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さて、けっこう時もたち、記憶も曖昧になってきてはいるがデザフェス感想を続けたい。
20日
外国のひと考察の続き
なぜ主に外国のひとばかりから、ぼくのTシャツは反応されたのだろうか? ぼくの予想であるが、ここで書かせてもらいたいと思う。
ひとが服を買う場合に最初に考えることはなんだろうか。
○その服が着たいかどうか
●その服が似合うかどうか
であるように思う。 そして外国のひとは、「○>●」のひとが多いのではないかと思うのだ。 自分に似合うかどうかの前に、その服が着たいかどうかを優先するのではないかと。 ほら外国のひとって、けっこう冒険家じゃないですか。 アグレッシブというか、向こう見ずというか。 100キロオーバーで、ピチT着こなしたり(笑)
ぼくもワリとそういったところがあり、昔、着たいからといって妹の「黒地に銀の刺繍が全面に入った "チャイナ丹前"」を着て外を歩いてたら、友人に 「タイチはときどきそんなカッコするから驚く。度肝を抜かれる。どうしようかと思う。やられたぁ! って感じ」 と揶揄されたことがある(笑) 以来、ぼくの服を着る際の基準は、「似合うかどうか」を最重要と考えてはいるのだが、ことTシャツに関してのワキは甘い。 世間の浅田真央を見る目くらい甘い。ひところのチワワレベルに甘い。
ぼくにとってTシャツは、駄菓子なのだ。 衣服というより、バブルガムに近い。 サイズさえ間違えなければ、ジーンズ(or 短パン)・スニーカーでなんとかなる。 サイズだって、大きい方に間違えるぶんにはなんてことない。 あとは、そこに描かれている模様が好きかどうかだ。
そんな気分でTシャツを製作しているもんで、なんつーか、レゴのような色合いや世界観になってしまっている。 もうひとつあげるなら、セサミストリートか。 「捨ておばけ」なんて、セサミストリートの「オスカー」からインスパイヤ(笑)されている。 (あのゴミ箱に、ぜんぜん違うおばけが入ってたら入ってたで、またかわいいだろうなぁ… ぐふふ) といったアイデアが元だ。
そうなると、日本人の大人は着にくくなるなぁ(笑) レゴの世界にいる30代男なんて、ピーターパンシンドロームの最たるものだろう。 どだい、黄色や濃いピンクのTシャツなんて着にくいもんだ。 似合うかどうかを考えたら、とりあえず避けて通った方が無難ってもんだろう。
それか、デザイン・フェスタという場からすると、もっと「モード」方面に振り切れてないといけないんだなぁ。 なんつーか、文化服装学院やらバンタンといったひとたちが頑張ってる感じ方面に振り切れるっつうか。 袖が長かったり、必要ない布が縫いつけてあったりするような感じ。
そういった意味で、ぼくは「既製品クオリティ」ってのが最上だと思っているので、最近ハヤリ(?)の「カスタマイズ」ってのにも興味がない。 ふつうのTシャツにふつうのイラストが描いてあればそれでいい。
だから、デザイン・フェスタに来ていたであろう、「ふつうのOL」or「トンガリキッズ」両方からちょっとづつズレていたのだなぁ。
あー、ぼくは参加する場の客層を考えず、ただ好きなTシャツを作ったのだねぇ。 | | |